2023/12/27、2024/1/13に代々木インドア50で、年末、新春特別レッスンを行いました。
コーチは、南雲コーチです。
テーマ:ストロークテクニックの向上
参加メンバーは、泳力に違いはあるものの、一定の泳力を持っています。
各自それぞれ、スイムの型、クセが定着しているのですが、今一度、基礎を見直し、より高いレベルを目指します。このようなことは、現役の若い選手でも、現状を変える場合は、やっていると思うんですよね。
- 顔の向き、目線・・顔を前(顎を上に)向けない、頚椎を曲げない。頭は水底、目線は斜め前を見る。 実践1)顔を前にして(ヘッドアップ)で泳いだときと、顔を水底に向けて泳いだときの水の抵抗の違いを泳いで確かめた。
- 腹圧・・胴体の後ろは、脊椎が支えになっているが、前面は、支えがない。反り腰にならないためには、腹圧を入れるしかない。実践2)その場で伏し浮きを行う。M田さんは、足の踵まで浮いており、日本代表レベルとのこと。腹圧入れるが、足の力は抜く感じにすると、徐々に足が浮いてきます。
- 呼吸・・とにかく、60%以上吐くことができないと、吸うことができない。負荷の低いスイムでも苦しそうにしている人は、明らかに、吐けていない。指導者からはどのくらい息を吐いているかなど、見てわからないので、自分にちょうど良い呼吸になりがち。負荷が高くないModarateのときは、それでも良いのかもしれないが、Hardのときは、ちゃんと吐けないとサークルを回せない。もちろん、Hardのときだけ、ちゃんと吐くとか器用にできるハズもなく、Modarateのときからちゃんと吐くということができるようになっておく必要がある。
- 呼吸動作・・顔の向きを水底から、単純に横回転させるだけで良い。そうなのだが、胸を起こして、顔を回転させて呼吸動作をしている人が多い。いわゆる二段階呼吸となっている。もちろん初心者のぐいっと顔を上げる呼吸とは違うのですが、完成度を高いレベルまで引き上げるのは、3の呼吸との組み合わせになり、なかなか難しい。できないと、呼吸動作で、少なからず、腰と足が落ちて、抵抗になるんですよね。
- ローリング・・インターバルを終わったあと、三角筋がパンパンになっているのは、筋量が多い、背中の筋肉が使えていない証拠。でんでん太鼓のように、腰からローリングの起点をつくって、広背筋、僧帽筋をしっかり使えるようにしよう。
- 水の粘性・・固体とちがって、水は、やみくもにパワーをかければ動かせるものではないんですよね。キャッチ後、プッシュにかけて、徐々に力をかけていく。これを教わらないでできる人は天才でしょうな。
- キック・・キック幅は、広げすぎない。力んでキックを打たない。(力んでも進まない)
フォーミング
1~7の意識すべきところを一度にできるハズもなく、どれかに絞って、50m x 10本を行う。反復練習ですね。
50mおきに、南雲コーチが出来てるレベルを教えてくれる。ここが今回のレッスンの魅力ですね。
あと、自分が楽に感じている、スーッと進む感じがあるか?ここ大事。Don’t think, feel!
できていそうなら、次のポイントに移ればOK。
feeling memo
呼吸動作がだいぶできてきているよ!といわれたときの感覚は、進んでいる方向に前のめりになりながら、進みながら、呼吸している感覚があった。
Easy & Hard
締めは、50m x 10 本、 Easy & Hardで泳ぐ。
フォーミングでいろいろ意識してやったうえで、最後は、ピッチを上げて、Hardで泳ぐ。南雲コーチによる目標タイム設定、タイム計測、ピッチ計測があった。レッスンの魅力その2です。
長水路でハードは苦しいのだが、やらないと、次のステップには上がれない。フォームが崩れても良い。とにかくピッチを上げる。
Q&A、その他
参加者から質問があった。
Q)プッシュはどこまでやるべきか?
A)ウオーキングに例えれば、足をぐいっと蹴り上げて歩いている人はいないですよね。スイムでもプッシュは、腕が伸び切る直前くらまいまででOK
Q)リカバリーはどうすれば良い?
A)自転車のペダリングで、360度ずっと力はいれてないよね?半分は力をいれていない。リカバリーでも同じで、力はいれない。
Q)ピッチを上げると呼吸がしにくいのはなぜ?
A)呼吸動作が遅いからです。ピッチに合わせて、呼吸動作も早くする必要がありますよ。
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次回予定
次回は、2月6日、20日 18:30~20:30 @代々木インドアにて予定しています。
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